2017年5月26日放送の日本テレビ
「究極の○×クイズSHOW 超問!真実か?ウソか?」
で選挙に関する問題で気になる問題がありました。
「選挙で得票数が同じになったらくじ引きで決める。」
さあ、これはどっちなんでしょうか?
気になったので調べてみました。
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選挙って得票数が同じだったらくじ引きで決めるの?
選挙で同じ得票数だったらくじ引きで決めるのか?
こんなことってあり得るんですかね?
結論から言いますと、
選挙で得票数が同じときはくじ引きで決めます!!
マジっすか!くじ引きっすか!!
結構原始的というか、、
あっさりとくじ引きで決めちゃうんですねぇ。。
もっと、こう、
もう一回、両方の候補者をテレビに読んで
テレビ討論会を開いて政策を議論させて
再度、決選投票をするとか、
そんな風に思っていましたが
違うんですね。
公職選挙法にも
公職選挙法第95条
衆議院(比例代表選出)
議員又は参議院(比例代表選出)議員の選挙以外の選挙においては、
有効投票の最多数を得た者をもつて当選人とする。
ただし、次の各号の区分による得票がなればならない。
(中略)
2 当選人を定めるに当り得票数が同じであるときは、
選挙会において、選挙長がくじで定める。
…とありますので国でキッチリと決まっているんですね。
だとすると、
選挙で得票数が同じ場合でくじ引きをする時、
どんな方法でくじ引きを行うのでしょうか?
選挙で得票数が同じ場合のくじ引きの方法
先ほどの公職選挙法で、
2 当選人を定めるに当り得票数が同じであるときは、
選挙会において、選挙長がくじで定める。
とあったように、厳密な方法は決められていません。
では今までどういう方法でくじ引きをしていたか?
過去に行われたくじ引きの方法としては
回転式の抽選器…いわゆるガラガラポンですね。
あとは抽選箱の中にくじが入っているもの。
また、抽選棒を引くというような方法でくじ引きが行われました。
具体的は方法としては、
- 1番から10番までのくじでくじ引きをする。
- 誰からくじを引くのかを決める予備のくじを引く。
- 予備くじで一番小さい番号を引いた人から本くじを引いていく。
- くじの番号が一番小さい人が晴れて当選人となる。
※予備くじを引く順番は立候補の届け出順。
いやー、なんか、
選挙に当選するような社会的に地位も名誉も
おありになる立派な大人が、
ガラガラポンを回している姿はちょっと滑稽ですね(笑)
まあ、でも選挙で得票数が
まったく同数になるなんて、
一票も違わないなんて、そんなことあり得るんでしょうか?
あっても天文学的な数字だと思うのですが?
どうなんでしょう?
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全く同票なんて有り得るの?
これが天文学的数字でもないようなんです。
選挙によっては下位の当選者の得票数が
3桁もいかない場合もあるらしく、
都議選だったら確率は低いと思われますが
地方の市町村まで入れると時々あるようですね。
過去に選挙をくじ引きで決めた事例
実際に過去に得票数が同じで
選挙をくじ引きで決めた事例を紹介します。
2015年4月12日に行われた統一地方選挙。
熊本の市会議員選挙で
定数が8名の中、最期の1議席を争ったのが、
田中誠一さん(無所属・現職)当時69歳
と
田辺正信さん(民主党・現職)当時64歳
得票数は全く同じ4515票
法律通りくじ引きが行われました。
みごと数字が小さいくじを引いたのは
田辺正信さん。
ちなみに田辺正信さんは3を引き、
田中誠一さんは10を引いたそうです。
ほんとにくじ引きってあるんですね。
見事くじを引き当てた田辺正信さんは
「1票の重みを改めて感じた。」
敗れた田中誠一さんは
「田辺さんには市政のためにがんばってほしい」
とおっしゃっていたそうです。
こうは言ってますが、
田中さんめっちゃくやしかったでしょうね。。
なんでやねん!!
って思っていたはずです。
まとめ
今回は選挙の得票数が同じだった場合について
- 選挙って得票数が同じだったらくじ引きで決めるの?
- 選挙で得票数が同じ場合のくじ引きの方法
- 全く同票なんて有り得るの?
- 過去に選挙をくじ引きで決めた事例
以上にまとめて紹介させていただきました。
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