11月に入り、今年も残すところあと二か月を切りました。
年末の特番の話題も、色々と出てくる時期です。
年末の話題の番組と言えば、NHK紅白歌合戦です。
そこに出場する歌手で、韓国歌手の防弾少年団・TWICEが日韓の徴用工問題で紅白出場がどうなるのかが話題になっています。
徴用工問題で防弾少年団・TWICEが紅白出場取消か?
紅白内定歌手とニュースなどでも、話題になる時期です。
日本のアーティストだけではなく、最近では、韓国のアーティストも出場して、大晦日の紅白歌合戦を盛り上げてくれていました。
しかし、ここに来て、日本と韓国の間で徴用工問題というのが出てきてしまいました。
韓国アーティストで、今年の紅白歌合戦に出場するのではないかと言われていた防弾少年団・TWICEが、ここに来て、内定取り消しかと話題になっています。
テレビ離れが問題になっている昨今ですが、大晦日に、ゆっくりと家で紅白歌合戦を観ながら、年を越すという人も少なくないはずです。
その年の最高視聴率は、毎年、紅白歌合戦で記録すると言われているくらい国民的な番組です。
韓流ブームが起きてから韓国のアーティストも出場するようになりました。
防弾少年団とは、どのようなアーティストなのでしょうか?
防弾少年団、BTSと呼ばれている彼ら。
7人組みの男性アーティストです。
2013年にデビューしています。
紅白歌合戦に内定したというニュースを見ると、韓国だけではなく、日本でも人気のアーティストなのです。
TWICEとは、韓国人だけではなく、日本と台湾出身の女性9人からなるガールズグループになっています。
歌だけではなく、ダンスにも定評がある人気グループです。
こちらも防弾少年団同様、日本と韓国に人気があるグループです。
紅白歌合戦、出場アーティストは、国民から愛されているグループではないといけないことを考えると、国民感情を逆撫でしている徴用工問題が起きてしまった今、2つの韓国アーティストの出場が、決定的ということにならないと思います。
どちらかというと、取り消しまではいかないまでも、当確ラインぎりぎりなところにいるのではないでしょうか。
今までも、日韓の間では、政治的な問題が様々ありました。
問題があっても、韓国のアーティストが出場出来た年もあるので、取り消しまではいかないと思います。
徴用工問題とは?
徴用工問題と騒がれていますが、一体どのようなことが問題になっていて、日本の政治家や国民は怒っているのでしょうか?
徴用工問題とは、戦時中に日本の工場などで働いていた韓国人労働者が賃金の未払いなどを訴えた問題です。
しかし、この問題は、1965年に請求権の問題は解決されていたにも関わらず、先日、韓国の最高裁で、日本側の企業に賠償命令が下されたというのが問題になっています。
2005年の盧武鉉大統領の際、徴用工問題は解決済みだとされていたのに、今回は個人での請求、4人に韓国人へ、日本円で1000万円近くの損害賠償を命じられたのです。
戦争中に、国と国同士の争いの中、様々な問題が生じるのは、不思議なことではありません。
しかし、一度解決された問題を、再度掘り起こして、解決された時の答えとは違う判決を、韓国側の最高裁が出したというのは、大きな問題になるのです。
過去に政治家同士が話合って解決まで導いた問題を、新たな国の指導者が問題を掘り起こして、違う観点で話をしているというのも問題なのです。
他の韓流アーチストの日本での芸能活動に影響は?
この判決は、10月30日に韓国の最高裁で決定されました。
徴用工問題が、防弾少年団、TWICE以外の他の韓流アーティストにも、日本国内での活動の際に、影響は出ているのでしょうか?
この判決が下されて、ニュースとして取り上げられているのは、防弾少年団、TWICEの紅白取り消しというニュースだけで、他の韓流アーティストの名前はほとんど出てきていません。
また、防弾少年団に関しては、紅白取り消しかというニュースは出ているものの
徴用工問題飛び火!NHK紅白から韓流追放へ…TWICEも防弾少年団もアウト?(東スポWeb) – Yahoo!ニュース https://t.co/Szj36J5gfN @YahooNewsTopics
— 高須克弥 (@katsuyatakasu) 2018年11月1日
11月9日にテレビ朝日系列の音楽番組「Mステ」の出場は決まっているとのことです。
紅白歌合戦は、NHKが放送する番組ですから、民放出演とはまた意味合いが違ってくるかもしれませんが、日本国内での芸能活動が、この判決で大きく変化するということは、他の韓流アーティストを含めてあまり影響がないと思います。
今回の韓国最高裁の徴用工問題の判決を、日本人ならば、不服と考える人は多いと思いますが、その感情と、芸術やスポーツなどでの日本と韓国との交流は、さほど影響を与えないはずです。
アーティストを選ぶのは、テレビを作る側の人間ではなく、観る側の人間だと思います。
本当に人気があるなら、国際問題など関係なく、人気も上がるでしょうし、観たい人が増えたら、テレビなどのメディアに出る機会も増えるはずですから。
日本がこの判決を不服として不服申し立てをした場合、それを韓国側が認めずに、日本での活動を自粛ということは考えられますが、日本側からそのようなことをするのはないように思いますので、影響もないはずです。
まとめ
オリンピックでも思うのですが、政治と絡めて国と国同士が対立しながら、それを全く関係のないスポーツや芸術を拒絶するというのは、良くないと思います。
私自身、徴用工問題を良く知らなかったのですが、調べてみると、やはり一度解決していることですから、それを再度というのは、韓国では良くあることなのかなと思ってしまいます。
慰安婦問題でもそうでしたので。
国がどうであれ、人種がどうであれ、良いものは良いというのを認めることが大事なので、韓流アーティストの年末の紅白歌合戦出場は、その問題とは絡めずに人選をして、楽しい番組にして欲しいなと思っています。