お受験大国・韓国で「コメディ級に笑える!」と世界の笑いをさそっているのが、ヘッドライトおばさんならぬ、キム・ヨンイム園長です。
27億円にものぼる、私立幼稚園の不正流用があかるみになり、かなりヤバイ状態に追い込まれていますが、大丈夫なのでしょうか?
気になるおばさんのシャツのブランドについても、調査していきたいと思います。
韓国のヘッドライトおばさんが幼稚園の補助金私的流用で大炎上!
そもそも、ヘッドライトおばさんとは?
ヘッドライトおばさんならぬキム・ヨンイム園長は、韓国の幼稚園界のカリスマともいうべき存在です。
韓国幼稚園の総連合会の支部長をつとめているので、それなりの権力者といえるでしょう。
ヘッドライトおばさんは韓国にある、とある私立幼稚園の園長先生のポストについています。
国政調査をおこなったとき、自らの忙しさをアピールするために
「ヘッドライト装着」
で登場したことから、ヘッドライトおばさんのニックネームが付いています。
今回の不正事件をざっくり説明すると?
日本と同じように、超少子化の波が韓国にも押し寄せてきています。
「このままでは国が潰れる…」
と危機感を抱いた政府は、5歳以下のお子さんの教育をなんと無料化してまで少子化対策を進めています。
国から私立幼稚園に対しては、毎月一定額の補助金が支払われているのですが、この仕組みを逆手に取って
「国からもらった補助金を、私生活に流用している」
ヘッドライトおばさんのような、セレブ系園長が増えていることが問題になっているのです。
韓国の議員の調査によると、韓国国内で1800を超える幼稚園で
「補助金の不正使用があったこと」
が明るみになっています。
この汚名を晴らそうと、ヘッドライトを装着してみずからの身の潔白を主張したヘッドライトおばさんですが
「公的資金でブランドバッグや高級車を買うなんて許せない」
と韓国国内で大炎上。
悲しきかな、批判の対象者になっています。
ヘッドライトおばさんシャツのブランドは?
ヘッドライトおばさんの身に着けているシャツは、やはり超お高いのでしょうか?
ご愛用シャツは、トムブラウン
ヘッドライトおばさんの着ているシャツが
「どこのブランドの商品なの?」
とネット上で話題になっています。
詳しく調べてみたところ、超ハイクラスブランド、トムブラウンのシャツであることが分かりました。
トムブラウンは1965年アメリカ生まれのアッパーブランド。
ブラックやホワイトを基調にした落ち着いたデザインのものが多く、スタイリッシュな雰囲気を匂わせています。
現地のメディアの報道によると、ヘッドライトおばさんのシャツは63万ウォンで販売されているそうなので、日本円にすると約6万3千円くらい。
ユニクロの1着3千円のシャツと比較しても、ビックリするほど超高級ブランドだということが分かります。
トムブラウンに、ヘッドライトは合わない
モードで都会的なトムブラウンの服装ですが、このファッションにヘッドライトを装着していることを考えると…何ともこっけいな雰囲気です。
シャネルのクラシックな50万円スーツに、ユニクロの毛糸の帽子を合わせるくらい、品が無いといえるでしょう。
ちなみにトムブラウンは男性用のファッションブランドとしても人気が高くなっています。
有名サッカー選手のメッシも、愛用しているお気に入りブランドのひとつです。
ヘッドライトおばさんが罪に問われる可能性
物議をかもしているヘッドライトおばさんですが、犯罪者として逮捕される可能性はあるのでしょうか?
文大統領は調査に消極的
韓国では文大統領が政権を握っています。
2018年11月の初めに開催された方針演説によると
「日常の小さな不公平に対して、国民の不満が爆発している。政府としては国民の声に応えて、すべての課題を清算していきたい」
と話しています。
韓国国民がヘッドライトおばさんの言動にイライラしている事実を、よく理解しているワケです。
ところがその後の文大統領の演説の内容を聞いても、オブラートに包まれた話ばかりで、不正受給の調査について具体的な言動はありません。
韓国政府にとってヘッドライトおばさんの一件は、できれば関わりたくない「面倒くさい案件」であるようです。
教育庁も捜査に、気乗りしない様子…
韓国には教育庁という、日本でいうところの文部科学省のようなお役所があります。
とある議員の調査により、ヘッドライトおばさんの他の幼稚園でも同じような不正流用の疑いがあると報道されています。
かなりの数の私立幼稚園が該当していますが
「どこの幼稚園が悪事に手を染めているのか」
実名報道することに対して、教育庁は非協力的。手の内を見せたくない…という気持ちがあらわれています。
逃げ切れる可能性の高い、ヘッドライトおばさん
超一流ブランドのシャツを身に着け、韓国国内で大炎症をしているヘッドライトおばさん。
大統領や教育庁が調査に非協力的である姿を見ると、ひとつの私立幼稚園の園長でもあるヘッドライトおばさんに捜査の手が伸びる可能性は「きわめて少ない」といえるでしょう。
まとめ
お笑いドラマのワンシーンとしても流用できそうな、ヘッドライトおばさんのショット。
かなり面白すぎる展開ですが、もしコレと同じ現象が日本で起こっていたら…果たして笑い話だけで済ませることができるのか、疑問に感じます。
血税として納めている貴重な税金が、こんなオバちゃんの私利私欲のために動いているとしたら…アハハだけでは終わらせることができないのが、多くの国民の本音なのではないでしょうか。
今後ヘッドライトおばさんがどう進化していくのか、不正流用のニュースとともに、厳しい目で見守りたいと思います。