先日、WBA世界ミドル級王者戦
「村田vsエンダム」のボクシング試合が行われましたね。
日本人が不利と言われる階級で
村田は見事勝利し、
世界王者になりましたが
実はミドル級にはそれを超える王者がいます。
その名は、「ゲンナジー・ゴロフキン」。
今回は、WBA世界ミドル級スーパー王者
「ゲンナジー・ゴロフキン」についてご紹介します。
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ゴロフキンのプロフィール
そもそもゴロフキン選手の肩書き
「スーパー王者」って?
と気になった方いると思います。
推測すると、
村田選手はこの前の試合で勝利し
WBA世界ミドル級「王者」になりましたから、
スーパーがつくって事は
その「王者」のさらに上?ということでしょうか。
正解は。。。全くその通り!
「スーパー王者」とは
世界ボクシング協会(WBA)が
2001年1月より始めた新しい制度で、
世界王座より上位のボクシングの王座のことです。
なので現状では、村田選手よりも上位、
ミドル級の中で彼より上はいない
チャンピオンの中のチャンピオンということになります。
それでは日本ではまだ知名度が少ない、
スーパー王者ゴロフスキン選手の
プロフィールをご紹介しましょう。
本名は「ゲンナジー・ゴロフキン」
1982年4月8日生まれ、
出身国はカズフスタンです。
戦績は38戦37勝(33KO)1敗。
このプロフィールの中で一番注目すべきは、
37勝の中の33KOという数字です。
こんなKO率滅多にありません。
また、KO数からも分かるように
その獲得タイトルも半端じゃありません。
- WBA世界ミドル級暫定王座
- WBC世界ミドル級暫定王座
- 第81代WBA世界ミドル級王座
- 第36代WBC世界ミドル級王座
- 第16代IBF世界ミドル級王座
- WBA世界ミドル級スーパー王座
村田選手ももちろん凄いですが、
タイトルだけ見ても世界には上がいる。。
と言わざるを得ません。
ゴロフキン強さの秘密
そんな、
ゴロフスキンの強さの秘密は
一体どこにあるのでしょうか?
まずゴロフスキン選手の試合を見て思うのが、
ロシアや中央アジアの格闘技選手に特徴的な、
体の強さです。
具体的には、
体の芯や骨格が強いという感じですね。
拳が硬く大きい、
いわゆる典型的なハードパンチャーです。
ちょっと極端な例に例えると、
普通のボクサーが「木刀」なら、
ゴロフスキン選手は「鉄パイプ」って感じです。
木刀の方が早くて手数は多いですが
一発のダメージは少ない、
逆に鉄パイプは早さでは負けるが
ちょこんと角が当たるだけでも
相手は大ダメージです。
もちろん、
ゴロフスキン選手は「早い鉄パイプ」です。
通常ボクシングのKOは、
アゴか顔の正面部分にパンチがヒットして倒れます。
逆におでこや頭は頭蓋骨が厚いので、
中々倒れません。
しかし、ゴロフスキン選手のKOシーンを見ると
斜め上からパンチを打ち下ろし、
相手の頭部か顔面にコツンと当たって
そのままKOって感じです。
クリーンヒットじゃなくても倒れちゃうんですね。
これがゴロフスキン選手のKO率が
ここまで高くて、そして最強である最大の理由です。
こんなところに、
ゴロフスキンの強さの秘密があります。
さて、ここ最近村田選手との対戦が
現実味を帯びてきましたが、
正直ボクシングファンの予想では、
ゴロフスキンの圧倒的有利というのが現状です。
しかしそれをひっくり返せれば、
番狂わせどころの話じゃありません。
だからこそ期待してしまう部分もありますね。
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アルバレス戦のファイトマネー
現在ボクシングミドル級で
ゴロフスキン選手に最も近い選手が
カネロ・アルバレスというメキシコの選手です。
世界レベルでは事実上この2名が
ボクシングミドル級の中心人物と言えます。
先日この二人が拳を交える
世紀の大一戦が行われたのです。
そこで気になるのが、
この世界クラスのボクサーのファイトマネー、
ちなみに正確な額は定かではないが、
ゴロフスキン選手が
300万ドル(約3億3200万円)
アルバレス選手が
500万ドル(約5億5400万円)
と言われています。
一試合ですよ?一試合。
やはり、世界クラスは金額もケタが違います。
日本ではチャンピオンになったって
報酬はここまで到底いきませんから。
村田VSゴロフスキンはあるか?
以上、ゴロフスキン選手が
いかに凄い選手か知ってもらえたでしょうか?
現在、村田選手VSゴロフスキン選手の試合実現に向け、
プロモーターや関係者が動いているようですが、中々難航している模様です。
ラスベガスはボクシングの聖地と言われ、
かつて多くの歴史的名試合が行われてきました。
是非、日本人がラスベガスのリングに上がっている姿、見たいですね!
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