28歳の若手でイケメン、期待の新人議員、山崎翔一青森市議。
若手というだけあって、政治活動にはツイッターなどのSNSを使用して若い支持者の興味や関心を取り込んでいこうという気持ちが表れています。
そんなツイッターで不適切な発言をして問題視されている、山崎市議のネットでの発言についてまとめていきます。
山崎翔一青森市議がツイッター(裏アカ)での差別発言の内容
山崎翔一青森市議がプライベートで使用していたツイッター、現在は非公開となっており、承認されないと見ることはできません。
市民の立場に立って改革をしていこうという公人が、実はプライベートでこんなことを言っています。
「年金暮らしジジイをなめすぎ。平日の役所窓口で罵声叫んでるの だいたい爺さん。君にそんなエネルギーあるんかい。」
昭和の高度成長期の時代を支えた高齢者をどのように思っているのでしょうか。また、
「ゴミの研究してる修士生の望む就職先が
・楽して稼げる
・女性は職場にいらない
・海外勤務なし
・単純労働
だから、完全にゲイ男優になりたいってことを遠まわしに言ってるってわかった。」
「そういえば、デリー行きの電車に乗った時、おかまの物乞い来たな~。札束めっちゃ持ってたけど。」
欧米諸国のように、LGBTを受け入れるようになってきている日本社会で、差別的とも言われる発言をしています。そして、
「片腕落として障害者雇用」
などと、障害がある方に対しての差別発言もありました。さらに、
「美人な女性は歌舞伎町歩くとキャッチから1000円払うんで1分話させてください!で話聞くだけでお金稼げるらしいので、自分が美人かどうか知りたい人は歌舞伎町いってみてください。」
女性に対する差別発言に加え、そういった仕事をしている女性の方をも見下す発言もしています。
大学生が性的暴行の容疑で逮捕されたニュースに関しても、
「福沢諭吉『バッカも~ん!ワシが書かれた紙を持って、特定の店に行けばそんなことにはならずに済んだのじゃ~』」
と発言しています。
山崎翔一青森市議の経歴・学歴
さわやかそうな写真とは裏腹に、プライベートアカウントでこんなことを言っていた山崎翔一青森市議ですが、経歴は以下の通りです。
(※1 https://m.facebook.com/shoichi.yamazaki.10より)
出身…青森県
中学…青森市立佃中学校
高校…青森戸山高校
(出身者には、落語家の三遊亭神楽さんがいます)
大学…早稲田大学理工学部
大学在籍中
1年
・COP10(生物多様性条約第10回締約国会議)での提言活動
・嬬恋村 地域活性化のプランを提言
・WWFでインターン
2年
・宮崎県女川町での復興ボランティア(10日間)
・留学生に向けた原発動向の解説イベント開催
・水資源に関する環境NGO所属
・フィリピンにて2ヶ月間の英語の語学留学
・スキューバダイビングライセンス取得
3年
・AIESEC(126の国と地域で活動する世界最大級の学生組織、海外インターン事業を運営する学生団体)にてインドへ2カ月のインターン経験
・エンジニアコンサル会社にてインターン
・中国語検定3級取得
・技術士補(応用理学)試験合格
大学卒業後は、ソフトエンジニアとしてアプリなどを開発されています。2018年10月の青森市議会議員選挙に立候補し、2124票を獲得して初当選しています。
在学中の経歴を見る限りは、今回のような発言をするような人物には思えず、有権者にとっても裏切りといっても過言ではないですね。
山崎翔一青森市議の処分はどうなる?
10月28日に投開票の青森市議会選挙で初当選して、ツイッターの匿名アカウントで差別的な発言をしたことに関して、11月5日に謝罪会見が行われました。
「多数に不快な思いをさせた」
「友達との会話のやりとりの中のもの」
と内容を認めたうえで、謝罪をし、11月26日から任期が始まる議員職については、
「議員活動を始めていきたい」
と述べていました。現在のところ、山崎議員に対しての処分は検討されていないようですが、議会が始まる前の謝罪会見に、この先が思いやられますね。
石川大我 豊島区議会議員は、
「辞退が当然」
とツイッターで発言されているように、周りの政治家をも巻き込んでの騒動、本人が謝罪会見をしただけで収集するようには思えません。
会見での態度に関しても、謝罪の気持ちがこもっていないように感じられました。
SNSをうまく使って若い有権者を取り込み、若者の意見を取り入れて政治家活動をしようと考えていたようですが、逆に足を取られたようです。
ガラケーの修理保証が終了していく現代、スマホの普及率は80%近い数字にまで躍進しています。
簡単にネットに繋がり、SNSの使用が身近になった反面、政治家や有名人が軽い発言をすることで、匿名の多数の人たちによって炎上したりしています。
当選してすぐにプライベートでの発言が問題視された山崎翔一議員、これから前途多難の政治家生活が始まりますが、この不適切発言、謝罪会見を忘れずに、大学在籍中の活動のようにまじめに取り組んでいってほしいところです。
まとめ
大学在籍中の経歴や卒業後の職歴を見る限りでは、うっかり書き込みをしてしまったというには軽率すぎるようです。
友人とふざけたやりとりで発言したことというものの、こういった行動が議員としてふさわしいかどうかが気になるところです。
公人という立場である以上、ネット上での発言は影響があることや、周りの方を傷つけるといったことも考えないといけません。
こういった考え方を持っていたのかと、一票を投じた有権者は憤慨しても仕方のないことです。
ボタンを押す前によく考えなかった山崎議員、有権者も投票する前によく考えることが必要ですね。