かつて大人気グラビアアイドルだった熊田曜子さん、現在では3人の子供を育てながら芸能活動も行う、マルチなお母さんタレントなのですが。
先日、熊田さんのオフィシャルブログに投稿された内容が、世間を困惑させました。
熊田曜子が東向島児童館分館の入場ルールに困惑
日曜日の休日、旦那さんは急な仕事へ行ってしまい外は雨、ということで熊田さんは3人の子供を連れて東向島児童館分館へと向かうことに。
この児童館は事前チケット制で、中に入れる人数は決まっているらしいのです。
しかし実際に向かってみると、待ち受けていた新事実は、
「大人1人につき子供は2人まで」
という不可解なルールでした。
入り口でたじろぐと、当然ながら子供たちはだだをこねてしまいます。
「何でダメなの」
「早く遊びたい!」
と怒る3才の次女。
どうにかして中に入るため、熊田さんはスタッフさんを説得、
“「私が4ヶ月の赤ちゃんをずっと抱っこ紐で抱っこをしていているので、抱っこしながら上の子達をみるのはどうですか?」”
このように相談したところ、結果は変わらずNGとのことでした。
「小さい子供が3人だと大人1人では飛行機に乗れないとか、宿泊可能なホテルの部屋数が少なくなるとか、そのようなルールは知っていた。」
そう語る熊田さんですが、
「まさか児童館にもそんなルールがあったなんて知らなかった。」
と困惑していました。
最終的に中へ入れなかった熊田さんと3人のお子さんたちですが、雨でも濡れない高架下にある公園へ向かい、買ってきたものでランチタイムしたそうです。
子供にとっては何が起きたかサッパリ理解していないせいか、外の公園い移動してもニコニコ楽しそうだった様子。
最後に「子供達が笑ってくれればなんでもいいや」そう語る熊田さんでした。
東向島児童館分館が大人1人につき子供2人なのはなぜ?
東向島児童館分館の公式サイトには、
“すくすくルームは整理券1枚につき、保護者1名・お子さま2名まで入室可能です。”
との記載があり、やはり熊田さんのブログでもあったように、人数制限のルールがあるようです。
わくわくルームに関しては“
※お子さま1名につき保護者の方1名が付き添いご利用ください。
※乳幼児のご兄弟を一人でお連れの場合は、入室できません。”
との注意書きが確認できました。
この2つキッズルーム、厳しいルールはあるものの、肝心なその理由については一切触れられていません。
Twitterの反応を見てみましょう。
墨田区東向島児童館分館だそうです。民間運営では無く、公共施設で『大人一人に子ども二人』って制限かけるのは変。入場予約はともかく、保護者一人で3人の子ども連れてくるとか普通のことでしょ?何、墨田区って一人っ子(双子は可)政策でもしてるの? #児童館 #墨田区https://t.co/S5KhQff0dC
— 宵月ありす (@mikeko_alice) 2018年11月4日
熊田曜子 3人育児で児童館断られ「まさか」 代案も拒否され…(デイリースポーツ) – Yahoo!ニュース https://t.co/SFcWOyYsGh 『子供3人と墨田区の東向島児童館分館へ行った熊田。』これは酷いな。いかにもお役所な対応。
— ぽぽんぷぐにゃん (@poponpgunyan) 2018年11月4日
その他ネット上の掲示板はどうでしょう。
「子供の居場所である児童館なのに入室出来ないなんて本末転倒。」
「うち3つ子なんだけど、入れないのかな?」
「子育てしにくい時代、これだから少子化が進む、負のサイクル日本」
多くの方が、熊田さんの困惑した気持ちに共感していました。
政府の決めたルールを肯定する意見は、探してもほとんど見つかりません。
断定はできませんが、おそらく。
大人1人で子供3人の面倒を見た際に生じる問題点として、1組の家族なら問題ないが、これが複数組同時に入室したら、子供全員に目が行き届かなくなり混乱。
なにかケガなどのトラブルが生じた場合、東向島児童館分館では責任はとれない。
このような理由が裏にあるのかもしれません。
いずれにしても、人数制限の説明なしで運営していることろが、いかにも国営の施設だ。
という悪いイメージが今回の騒動で世に広まりました。
他の児童館はどうなの?
2018年現在、東京都内の民間クラブを含む児童館の数は、約1,200カ所前後にも及びます。
では他の児童館はどうでしょうか、東向島児童館分館のように人数制限のルールが存在するのか、調べてみました。
まずは23区内でも人口が最も多い世田谷区を見てみましょう。
- プレスポ池尻児童館→特に制限などの記載なし
- ぷるる松沢児童館→制限なし
- 等々力児童館→制限なし
- 船橋児童館→制限なし
- 烏山児童館→親子サークルのみ40組までの制限あり
世田谷区にある各地域の主要な児童館を例に挙げてみましたが、いずれの施設も公式サイト上には、大人1人につき子供は2人までといったルールはありませんでした。
次に、23区中人口第2位の練馬区はどうでしょう、練馬区は住宅街も沢山あり子育て世代も多く、児童館の利用は頻繫です。
- 平和台児童館→利用カード作成すれば入室可能
- 南田中児童館→水曜日と土曜日、17時~19時まで、18時以降は中高生のみの入室。その他は規約などの記載なし
- 関町児童館→水曜日・木曜日は17時~19時まで中学生のみの利用
- 東大泉児童館→小学生以下は18時までの利用制限
練馬区の児童館に関しては、中学生だけが利用可能な時間帯「中学生タイム」というルールが設けられている児童館が目立ちました。
世田谷区にしても、練馬区にしても、共通点はそもそも保護者同伴する必要がないということです。
東京都内のごく一部の児童館を比較してみましたが、こう見るとやはり東向島児童館分館のルールは厳しいと感じますね。
まとめ
熊田曜子さんの発言が無ければ、このようなルールを知らなかった人も多いのではないでしょうか?
児童館と言えば、子供が勝手に出入りして自由に遊ぶところです。
そう解釈している人が大半だと思いますが、中には規則に固められた児童館もあるということですね。
個人の中で固められた常識とは恐ろしいものです。
熊田さんは「私のミスだ」と仰っていましたが、これにも違和感を抱きます。
融通の利かない日本社会だということを、再確認させられたようです。