楠瀬直木監督の経歴と不適切行為って何した?【サッカーU17女子】

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最近、元サッカー選手でサッカー指導者としても活躍している楠瀬直樹がニュースになっています。

女性に対する不適切行為が指摘されていますが、それは一体どんなようなものはのでしょうか?

ここでは楠瀬直樹の不適切行為について紹介します。

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【サッカーU17女子】楠瀬直木監督の経歴

楠瀬直木は1964年、東京都で生まれた元サッカー選手です。

現役時代はディフェンダーとして活躍をしていました。

帝京高校に所属していた時から頭角を現し、1982年では鹿児島県の高校総体にて全国優勝を飾ります。

その後法政大学に進学し、読売サッカークラブに入団して本田技研工業サッカー部で活躍をしました。

引退した後は栃木県小山氏にて少年サッカースクールを始め、2003年からはVERDY S.S.小山ジュニアユースにおいて監督を務めます。

そして日本サッカー協会が認定しているサッカー指導者の資格制度である最上級の公認S級高知ライセンスを取得しました。

そして、翌年からは東京ヴェルディ1969ユースにて監督となり、ここで日本クラブユース選手権の連覇を達成することになります。

楠瀬直木の活躍はこれにとどまらず、この後はFC町田ゼルビアにおいてアカデミーダイレクターに就任しました。

そしてオズワルド監督が退任するに伴い、監督代行として活躍することになったのです。

実際に秋田豊の監督が決定されるまでの1週間、選手たちの練習を指導しました。

そして秋田豊が成績不振によって解任されたことに伴い、もう一度監督代行として活躍することになったのです。

結果的にシーズンが終わるまで指揮を取ることになり、2014年にはアカデミーダイレクターとして就任することになりました。

そしてU-17サッカー日本女子代表という日本サッカー協会によって形成されている17歳以下の女子選手のためのチームの監督となった一方で、2018年11月11日に女性職員に抱きつき、不適切行為だということで辞任することとなったのです。

楠瀬直木監督の女子職員への不適切行為って何したの?

11月1日、サッカー協会に置いて監督として活躍をしてきた楠瀬直木が女性職員に不適切行為を働いたということで記者会見が行われました。

日本サッカー協会によると、楠瀬直木は2017年の6月、仕事中に日本サッカー協会の女性職員にハグをしたと言われています。

セクハラというのは受ける側の捉え方次第と思言われていますが、楠瀬直木にハグをされた女性職員は不快感を覚えました。

さらに2018年の9月にも同じようなことが起こったということで、9月の下旬にこの女性職員が上司に対し、メールで相談をしたことによってこの問題が明らかになったのです。

日本サッカー協会は当事者の女性と楠瀬直木に対し、複数回のヒアリングを行い、弁護士や専門家とも話し合いを続けてきました。

楠瀬直木は女性職員をハグしたことについて、性的な意味合いはなかったと話しています。

確かにセクハラではないかと周りからは言われていますが、弁護士も「完全にセクハラであったとは言い切れない」という見解を示しています。

女性職員がお酒を飲んでいたのかということに関して、日本サッカー協会の専務理事は明らかにはしていません。

しかし、楠瀬直木自身はハグをしたことについて、お疲れ様という意味だったということを明らかにしています。

そしてヒアリングの結果、被害にあった女性職員の意向などを考え、楠瀬直木は10月31日付で辞任届けを出すことにしたのです。

女性職員の人権を守ることなどを優先にした上で、楠瀬直木の意向を尊重して日本サッカー協会はその辞任届けを受理することにしました。

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サッカーU17女子の試合への影響は?

U-17女子日本代表、通称リトルなでしこは11月から12月にかけて、U-17ワールドカップウルグアイ大会の出場を控えています。

2014年コスタリカ大会で世界一になったリトルなでしこは今回二大会ぶりの世界一を目指しており、10月25日には出場メンバー21人が発表されたばかりだったのです。

このメンバーに関しては、楠瀬直木が

「将来なでしこにつながるという基準で選んだ」

とコメントしています。

そしてこの大切な時に監督が辞任することになりました。

ちょうど11月1日からワールドカップに向けた国内合宿を始めており、4日にはウルグアイに出発して13日からはブラジル戦を迎える予定だったのです。

そんな選手たちには31日の時点で、移動のバスの中で今井純子女子委員長から説明がされました。選手たちには動揺が走りましたが、委員長は

「ここで集中して目の前のサッカーに向き合って取り組むことが大切である」

「気になることがあればスタッフに相談するように」

と選手たちに伝えたとされています。

楠瀬直木が辞任したことにより、リトルなでしこの監督はU-19日本女子代表監督を務めている池田太が執ることになりました。

合宿や試合を控えた大切な時期に監督交代というのは大変なことですが、選手たちは目の前の試合に集中しようと努力をしています。

まとめ

近年、日本においてもサッカーが人気を博しています。

そんな中で10代の選手たちの監督をしている人物が女性に対し不適切な行為を働いたというのはとんでもないことです。

たとえそれがお疲れ様という意味であったとしても、少なくとも日本はそのような文化ではありませんので、女性に触れる、ハグをする、というのは許されるべき行為ではありません。

また、自分ならば許される、自分ならばハグをしても女性が喜ぶはずだ、などという自尊心もあったのだろうか、と勘ぐってしまいます。

監督はサッカーの技術を指導するだけではなく、人間としても尊敬されるべき人物でなければいけません。

リトルなでしこにとっては大切な時に大きな変化となってしまい、動揺が走っているのではないかと思いますが、それに惑わされず、試合に集中してほしいです。

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