共働きが増える中、できる範囲で協力したいと思っていても、PTA役員までは引き受けられないという方も多いですよね。
地域やその年にもよりますが、役員決めは近年ますます難しくなってきています。
しかしながら、誰かには引き受けてもらわなくてはいけないPTA役員。自発的な引き受け手もいないまま、最後はくじ引きになることも多くなっています。
PTAの役員決めのくじ引きはどのような方法で行えばいいのでしょうか?
役員決めに参加する人をクラスから選出
全校生徒の規模によりますが、何百人もいる場合には全員でくじ引きなどはできませんよね。人数の多い学校は、まず各クラスから役員決めの話し合いに出る人を決定します。
例えば、小学校の場合、クラスで2人ずつ話し合いに参加すると、各学年3クラスだとして1~5年で30人になります。その30人が集まって役員決めの話し合いやくじ引きをします。次年度の役員決めですので6年生は招集されません。
くじ引きは最終手段
学校の雰囲気にもよりますが、役員決め当日に立候補してくれることもあります。
とくに一回役員を引き受けたら次年度以降くじ引きは免除されるなど、特典がある場合には、当日まで迷っている保護者もいます。
いきなりくじ引きにせずに話し合いの時間を設けましょう。
当日役員決めを欠席した方への対処
くじ引きというからにはその対象者がいるはずですが、当日くじの対象者が全員来ているとは限りません。
役員決めの案内の手紙には、当日欠席する場合でもくじ引きの対象者になることをしっかり明記しておきましょう。
欠席する方には当日その時間につながる電話番号をあらかじめ書いてもらうといいでしょう。
欠席者への対応をしっかりきめておかないとくじ引きで当たってしまった後に文句を言いだす人がいます。
くじ引きで揉めるケース
役員決めが話し合いでいつまでも決まらない場合でも、すぐにくじ引きをしてはいけません。
当たる確率が少ないと「どうせ当たらないから大丈夫」と思っている人は実はけっこういます。そういった方が役員のくじに当たると、当たってから文句をいうことが多いのです。
その時当たらなかった人からいえば、ズルいとしか言いようがないのでこういうケースは揉めます。
くじ引き前に、意見をいう機会を設ける
くじ引き後に揉めないためにもくじを引く前に、言いたいことは全部発言してもらいましょう。
役員を引き受けられない理由をみんなに公表できるケースでは、匿名でこういった状況の人がいるが、くじから除外していいか挙手して決める方法があります。
くじ引き前に最後の念押し!
最後にはいよいよくじ引きになるわけですが、引いてからできないというのは一切受け付けられないと念を押しましょう。
ただでさえ緊迫した状況ですので、進行係りの方は、明るく進行できるといいですね。
くじ引きのやり方は2通り
役員決めのくじ引きのやり方は大きく2つあります。
希望の役職ごとにくじ引きする方法と、何の役職か決めないままメンバーだけくじ引きで先に決定する方法です。
後者の場合は、くじを引いた後にそのメンバーに残ってもらい役職については話しあってもらいます。
くじのやり方は納得できる方法で!
くじ引きのやり方については、くじを引く方が納得できる方法で行いましょう。
毎年同じ方法で行っている場合には、例年通りでいいか最初に確認しましょう。
くじ引きはどんなやり方でもいいのです。くじを袋にいれて引くやり方でしたら、よくまざるように袋を対象者自身にふってもらってもいいでしょう。
役員の候補者の方が納得できる方法にすることが大切です。
くじは事前に作成して当日もっていく
当日は、話し合いに来ている方は緊張してイライラしていることが多いものです。
そこで、くじ引きの用意ができていないと、怒りの矛先が選出の担当者に向けられてしまうこともあります。
手際が悪いという印象を与えないためにも、役員決めに参加する人が決まりましたら、くじを用意しておきましょう。